わが国、そしてわが国の都市は、人口の減少という世界の先進諸国でも経験したことの無い社会潮流の時代に突入します。弊社は、人口減少へのトレンド転換のもとでの都市づくりのあり方について、早くから問題意識を持ち、「大都市圏のリノベーションプログラム」（平成13年5月、国土交通省都市・地域整備局編、財務省印刷局発行）をはじめとして、調査研究、提言を行ってきました。
　今回、立命館大学で講義する機会を与えていただいたことから、弊社が根を下ろしている京阪神都市圏に即して、人口減少等の動向がどうなっているか、それに対して都市計画としての課題は何かについて、最新のデータ整理を含めて改めてとりまとめを行いました。
　対象となる学生の分野が、土木、建築、環境系ということ、また3回生が対象ということに配慮し、都市人口の減少に伴い発生する問題に直面するのは、まさに講義を受けている学生の世代であることを強く印象付けるように配慮しました。
　この講義ペーパーは、京阪神都市圏に着目して人口減少の見通し等のデータも多く掲載しています。京阪神都市圏に即したデータ集としては他に無いものと思われ、学生向けに止まらず、参考にしていただけるものと考え、弊社のホームページにアップしました。

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